ワークショプ「We’s Discussion on Self-as-We: The Advocate meets the Critics」を開催しました。

比較WE学グループのイベントとして、以下の要領でワークショップ「We’s Discussion on Self-as-We: The Advocate meets the Critics」を開催しました。このワークショップでは、マサチューセッツ大学ボストンのYumiko Inukai教授をchairに迎え、出口教授の提唱する「Self-as-We」についての質問に出口教授が答える、Q&A形式で行われました。

We’s Discussion on Self-as-We: The Advocate meets the Critics
日時：2023年6月28日(水) 16:00-18:00
場所：京都大学文学部地下大会議室・Zoom

ワークショップに先立っては、出口教授よりSelf-as-Weおよび諸々のWe-turnの論証構造を示す資料が提示され、出席者はそれを踏まえて活発に議論を行いました。出席者からはとくに、Self-as-Weのベースとなるマルチ・エージェント・システムの概念に多くの質問が集中し、この概念の精緻化がSelf-as-Weの議論のカギとなることが示唆されました。

比較WE学グループでは今後、同様のワークショップを継続的に開催し、Self-as-Weについての理解を深めるとともに、さまざまな社会的・文化的・宗教的背景のもとでの「WE」の考え方を比較し議論する論文集の出版に向けて活動を続けてまいります。